【ダウンの補修】穴のあいた箇所を自分で補修してみた
最近モンベルのダウンを購入したので、しばらく使ってから、いいですよ!って記事を書こうかと思っていたのですが…早速引っかけて穴をあけてしまいました。色々調べたのですが、自分で補修してみたのでその時のことを書いておきます。
メーカー修理もできる
今回は引っかけてしまって左後ろの下側に穴が開いてしまいました。
とりあえずは糸で縫ったのですが、それだけでは羽が出てきてしまうのでどうするのがいいのかネットで調べたところ、モンベルのダウンはメーカーでの補修もできるとあります。
穴あき程度なら2,000円~3,000円(送料別)で、どこに穴があったかわからないくらいきれいになるようですが、期間が1~2ヶ月かかるとのこと。金額としては許容範囲ですが、時間がかかるのがネックだったので、自分で直そうと思いました。
一番簡単なのは補修シートで貼り付けることなのですが、同じ布でないため直したところが目立ってしまうという欠点があります。そこで、ダウンをしまう袋についているモンベルのロゴ入りタグネームを貼り付けることにしました。
縫う→とめる→縫い付ける
まずは、出来上がりのイメージです。
モンベルのロゴ入りタグネームがある真ん中の部分に穴があいてしまったのですが、個人的には違和感ない出来かと思います。
手順としては、
- 破れた個所を糸で縫いとめる。
- 上から瞬間接着剤でとめる。
- タグネームを縫い付ける。
と3ステップですが、かかった時間は2時間ほどとまぁまぁ手間がかかりました。この大部分は3のタグネームを縫い付けるところでかかっていますので、裁縫がうまい人ならもう少し早くできるかもしれません。
では順を追って説明したいと思います。
1.まずは、穴のあいた箇所を下のように糸で縫いとめます。
この段階でも羽が出ることをだいぶ防ぐことが出来るのですが、完全に出ない訳ではありません。ポイントは
生地が薄いので穴のやや外側に糸を通す
ということです。私のダウンは軽量化のために生地が薄いものでした。糸で縫う際は、あまり穴の傍を縫ってしまうとそこからまた破れてしまうため、穴のやや外側を縫いながら、つらないように気を付けました。
2.次に糸で縫った箇所を瞬間接着剤でとめます。下の写真が接着した後です。
この段階で羽は完全に出なくなりますので、機能的に不備はありません。ですが、見栄えが悪いのでこの上から何かしらワッペンなどを付けたいところです。
そこで目を付けたのが、モンベルのダウンに収納用として付属している袋に付いているロゴ入りタグネームです。
この部分を取って、先ほどの部分へ縫い付けることにしました。
3.あとはタグネームを縫い付けるだけですが、ここが一番手間でした。理由とポイントは一緒で、
中の羽が出ないように気を付ける
ということです。タグネームを縫い付ける際には、表の生地へだけ糸を通す必要がありますが、さらに中のダウンが出ないように気を付ける必要があります。
これがなかなか厄介で、今回のダウンの場合は生地のすぐ内側にダウンが入っていたため、ダウンが糸にまとわりついて出てきてしまうのです。したがって、縫い付ける側の生地を引っ張って糸を通し、糸につられてダウンが出そうになったら裏側の生地から引っ張って出ないようにするといった塩梅で、このために時間がかかってしまいました。
できあがりは、下のようになっており違和感はないかと思います。
ロゴの色が一部違うのは、縫い付ける前にタグネームを縫いやすいよう瞬間接着剤でとめたのですが、接着剤が染みたためです。実物では写真ほど違いはありませんが、乾いても色が変わったままでしたので、やる場合には注意して下さい。
私の場合は、場所が下の端でしたのでタグネームを縫い付けることでいい感じにできました。破れた箇所が縫い付けても違和感のない場所でしたら、この方法がおすすめですよ!!