疲れを感じたら鉄玉子!? その効果は?
しっかり寝た翌朝は、体の疲れもきれいさっぱりおさらば…してない!?というあなた、それは待ち構えている仕事のせいだけじゃあないかもしれません。仕事でもプライベートでも、1日の始まりは万全の体調で臨みたいですよね?そこでおすすめなのが、鉄玉子です。全然違いますよ。
その疲れの原因は…貧血!?
貧血と言えば、女性に見られることが多く、立ちくらみが主な症状と思われがちです。ですが、それは誤りで、貧血の主な症状は、動悸息切れ、倦怠感です。
これはあまり知られていないことだと思います。私自身、2018年の春に放送された「ガッテン!」(NHK)を見るまで知りませんでした。
「ガッテン!」では、大学9連覇を果たした帝京大学ラグビー部も、かつては原因不明の体調不良に悩んでおり、その原因が貧血であったと紹介されています。
普段意識していない鉄分ですが、これが足りないと、どれだけ鍛えている人でも倦怠感が拭えないんですねぇ。貧血と体の疲れなんて普通は結びつきませんので、意外な落とし穴ですよね。
でも、日常生活の中に、その落とし穴が潜んでいるんです。それは…
衝撃による鉄分の流出
まさに衝撃!!ですね。そもそも鉄分とは、尿や汗、抜け毛など日々の生活で流出しているものなのです。
それに加え、ランニング時の足裏の衝撃などでも毛細血管中の赤血球破損により流出する(=溶結性貧血)そうです。
健康のためにジョギングをしているのに、それが原因で不健康になっているかもしれません。
兎にも角にも、しっかり休んでいるのに疲れが抜けないという方は、鉄分補給をしてみましょう。
鉄分補給に鉄玉子
鉄分補給と言えば、レバーやひじきを食べよう、というのはもはや一般常識だと思います。ですが、レバーはクセがありますので好き嫌いが別れる食品ですし、毎日というのは難しいのではないでしょうか?
その点、ひじきなら、まぁ、なんとか続けられそうですよね?
でもでも、ここにも落とし穴が。それは、今のひじきは以前よりも鉄分が含まれていないという事実です。
原因はその加工工程にあります。普段皆さんが目にするひじきは、収穫後釜で煮て渋みをとってから乾燥させたものです。ひと昔前までは鉄釜が使われていました。
しかし現在は、ステンレス釜が使われるようになっているのです。これにより、ひじきの鉄分含有量は以前の約9分の1になっています。
これにより、(年齢・性別により多少の違いはありますが)概ね1日の摂取目安量7~10mgをひじきだけで取るためには、100g以上を食べなくてはならなくなったのです。
まぁでも、実際に不足しているのは0.1~3mgなので、ひじきを5g食べれば補える量ではあります。
※ひじきの鉄分含有量は以前よりも減りましたが、それでも鉄分補給には優秀な食材なのです。
なので、ひじき大好きっ子は、毎日少しずつ食べてもらった方が早いです。ですが、いちいち鉄分を考慮して食べ物を考えるのは面倒くさい、という方には鉄玉子(税込み800~1,000円くらい)をおすすめします。
鉄玉子を使えば、1日数杯の味噌汁・お茶だけで平均不足分が補えます。
鉄玉子の使い方と保管方法
では肝心の鉄玉子の使い方です。方法は、お湯に入れて5~10分沸騰させる、以上です。簡単ですね。
これなら毎日続けられそうですよね?このお湯を味噌汁なりお茶なり紅茶なりに使って下さい。白湯のままだと鉄臭さを感じますが、味噌汁やお茶などでは全くわかりません。
実際に1リットルのお湯に鉄玉子を5~10分入れたときに溶出する鉄分は0.05~0.07mgと言われています。なので、理論上は鉄玉子で沸騰させたお湯を1日1.5リットル飲めば不足分が補えることになります。
ですが、体感としては1日1杯でも十分効果はあると感じます。上で言っていることと多少の矛盾がありますが、正直な感想です。1~2か月も続ければ、朝の疲労感はだいぶ違いますよ。
使った後の鉄玉子は、沸騰させたお湯からそのまま取り出して、乾燥させればOKです。
乾燥させたら、キッチンペーパーなどに包んで、なるべく空気に触れないように保管しておきましょう。
ちなみに鉄玉子は長く沸騰させた方が鉄分が多く溶出するとのことですが、沸騰させた後もそのまま置いておくと鉄玉子が錆びてしまいますので、加熱をやめたらすぐに取り出した方がいいです(実体験より)。
まとめ
しっかり寝たのに疲れがあるなら貧血かもしれない
貧血対策には鉄玉子