【人に教えるときの心がけ】5つのポイント

2019年2月14日Thought, Work

机上にあるteachの文字

社会人となり数年も経てば、後輩もでき教える機会が増えてくると思います。私自身、その時になって、教わるよりも教えることの難しさを痛感しました。経験則に基づいて、気を付けているポイントをまとめてみました。

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教わる側は教える側よりもわからない

当然のことですが、教わる側はこれから教わる内容を知りません。教える側は、頭の中で全体を把握しながら話すので、多少言葉足らずであっても意識の内側で補足が入りますが、教わる側はそうはいかないのです。

なので、教えるときは全体像から、どのような順序で話すと理解しやすいかを意識すると、自然と理解しやすい流れになります。

これを意識しないで思うがままに話すと、脱線ばかりになってしまいます。説明の合間に、わからない言葉の説明をはさみつつだと、わかりにくいですよね?それこそ、脱線事故です。

私の場合は、まず最初に何のために(=目的)何をするのか(=方法)をさっくりと話してから、細かい説明をするようにしています。

あとは、何ステップで完了するのか?を提示してから話すのもいいですね。教わる側からすれば、今どの辺なのかがわかるので、心理的な負担が減ります。

わからない視点から教えることを意識することが、相手に伝えることの第一歩です。

相手の理解度を考えて話す

黒板にある電球とマインドマップ

わかりやすいように細かく説明したとして、それが相手にとって必ずしもいいとは限りません。同じことを話しても、8割理解できる人もいれば、5割しか理解できない人もいます。

8割理解できるのであれば、最初から細かく説明した方が、理解が深まり覚えやすいと思います。

一方で、5割しかわからない人へなら、初めはある程度大雑把に要点を抑えて話し、次に話すときにもう少し細かく話してあげる方が、理解に繋がりやすいかもしれません。

相手の理解度が足りないから悪い、ではなく、説明する自分の技量不足で理解してもらえないと考えることが大切です。

その視点に立つと、どのように話すのがいいのか、どこまで話すのがいいのか、相手によって変える必要性が見えてきます。

では、どのように理解度を確認するのか?それに繋がるのが、次の見出しになります。

しっかり確認をする

相手が自分の話をどこまで理解してくれているのか?そのまま本人へ聞くと、わかっていてもわかっていなくても、「はい」と言われるかもしれません。

ここで言う確認をするとは、もちろんこのことではありません。

例えば

「じゃあ、こういう場合はどうする?」
「これについてはどう思う?」

と聞いてあげることで、理解の度合いを確認することができます。理解できていない部分を理解し、なぜ伝わらなかったかを考え、その上でもう一度説明します。

「わかった?」

と聞くだけでは、聞かれた当人も、自身の理解できていないことがわからなかったりするのです。それゆえに、「はい」ときれいな返事が返って来たりします。

教えたこと(=インプット)を話す(=アウトプット)ことでこれを回避し、さらには記憶の定着を助けることができます。

また、教えた作業がちゃんとできているか、こっそりと見守ってあげることも大切です。教えられた直後はちゃんとできていても、時間が経つにつれて癖が出てきて、自己流になっているかもしれません。

会社でマニュアルがあるのは、誰がやっても間違いなく処理できるようにするためです。結果が同じであっても、プロセスが違えば、いつしか重大な事故になりかねません。

それを防ぐために、しばらくしたら、作業プロセスが合っているかの確認をするのです。

なかには、よほど効率的でマニュアルよりもそちらの方がいいと思われるプロセスで作業をしている人がいるかもしれません。

その場合は、作業プロセスを変えるのではなく、マニュアルを改定するようにしましょう。

完璧を求めない

不完全な美の象徴ミロのヴィーナス

自分が教えたことが相手へ100%伝わると思っているのであれば、それは傲慢かもしれません。だって、人間だもの。byあいだみつお?ではありませんが、人それぞれなので、当然です。

言葉は言葉として発されたときから、自分の意図するところとは異なる意味を、少なからず含んでいます。それは受け手がいるからで、ごくごく自然なことです。

全く伝わらないと考えるのは悲しいですが、100%伝わる方が稀であると考えましょう。

教えたことも、7割できれば上出来です。最初は6割、7割でも、繰り返すことで精度を上げていくことが大切なのです。

この場合教えた側の役割は、どこができていないのかを明確にしてあげることです。そして、どうすればより早く正確にできるのか、アドバイスすることです。

できる自分がいるのも、できなかった自分を育ててくれた上司、先輩がいるからで、自分がしてもらった or してもらった方が良かった点を伝えることが大切だと思います。

経験則に裏打ちされた言葉にこそ、重み、価値があるのです。

昔は…は禁物

最後に確認しておきたいのは、過去と比べ過ぎないということです。

飲み会でも必ず出てくる話題として、「昔は~で、今よりもっと大変だった」的なものがあると思います。まぁ、酒の席でなら、話のネタにいいかもしれません。

ですが、仕事の場面で、過去の出来事や知見として話す以外では、プラスに働くことはありません。

自身の失敗談から、こうした方がいいよと伝えるのであれば、的確なアドバイスとなります。一方で、昔よりも今の方がシステム的に楽になっているから大丈夫、という話は好ましくないと思うのです。

これは裏を返せば、「昔の方が大変で自分は苦労したんだ。それに比べたらこれくらいできるだろ?」と言っているようなものです。

気にしない人もいるかもしれませんが、自分の仕事を軽んじていると思われるかもしれません。不幸自慢、苦労自慢は世の常ですが、ここは堪えましょう。

最後に…

ここまで徒然と書いてきましたが、いつの時代、どの場面でも相手を慮るというのがポイントになると思います。

この気持ちを忘れなければ、適切な説明、対応をとることができるはずです。

自分がちゃんと教えられているかどうかは、教わった側の成長を見て実感するもので、すぐにはわかりません。

それでも、自分がわからなかったときのことを思い出しながら丁寧に対応すれば、やがて応えてくれる日が来ます。

これからも、よりわかりやすい教え方となるよう、日々改善を重ねて一緒に頑張りましょう。

Thought, Work

Posted by 管理人