桜えびと柚子胡椒のパスタ【簡単レシピ】
家で料理をするときは、"手軽においしく"が基本だと思います。今回紹介するのは、それにぴったりのパスタです。桜えびの旨味と、柚子胡椒の旨辛みが絶妙な相性なんですよ。どちらも貯蔵が効くので、家に置いておけばいつでも気軽に食べられるのもいいところです(薄味に見えるかもしれませんがしっかりとした味付けです)。
材料(2人分)
- パスタ…2人分(今回はフィットチーネの生パスタを使用)
- キャベツ…1枚
- ニンニクペースト…2cm
- 桜えび…大さじ3
- 柚子胡椒…大さじ1
- 鶏ガラ顆粒だし…大さじ半分
- 昆布顆粒だし…大さじ半分
- 醤油…小さじ1/4
- オリーブオイル…大さじ4
特段変わった材料は使っていませんね(キャベツの量はお好みで調整して下さい)。ポイントは1つだけです。
2つ以上旨味のある材料を使う
このパスタに限らず、料理を作るときはいつも意識していることです。味に深みを出す、とはよく言われますが、じゃあどうすればいいの?って思いますよね。
答えは簡単で、「牛、豚、鶏、魚介、野菜」の旨味の中から2つ以上を入れるようにすればいいのです。
コンソメを使ったスープでも、ベーコンやウインナーを入れると、格段においしくなりますよね?それと同じことを、このパスタでもやっています。
材料に使っている「桜えび」は「魚介」としての旨味、「柚子胡椒」は「野菜」としての旨味です。なので、この時点でポイントは押さえていますね。
ですがこれに加えて、「鶏ガラ顆粒出汁」と「昆布顆粒出汁」を加えることで、旨味祭り(?)にしています。
塩は入れていませんが、「柚子胡椒」と「顆粒出汁」の塩気がありますので、敢えて加える必要はありません。
作り方
パスタなので、ご想像通りの作り方です。
- キャベツを2-3mmの千切りにし、柔らかくなるまで茹でる。
- オリーブオイルにニンニクペーストを入れ軽く炒め、桜えびを加えてさらに軽く炒める。
- 2に茹でたキャベツを加える。
- 残りの調味料を加え、なじませる。
- パスタをやや固めに湯がき、水気を切らずにそのまま箸でソースへ入れる。
- 軽く炒めるように和えたら完成。
出来上がったソースは下のような感じです。ここへ茹でたパスタを加えて和えるだけです。
では早速、少しだけポイントがあるので、確認しましょう。
生パスタなら先にソースを作り 乾燥パスタなら先に茹でる
今回は生パスタを使ったため、茹で時間が短いので先にソースを作りました。乾燥のパスタを使う場合は、茹でている間にソースを作ってもいいかもしれません。
“茹で上がったパスタを待たせないように"作ることが重要です。
パスタは湯切りしない
普通は茹でたパスタを湯切りしてから、ソースに和えると思います。でもその前に、茹で汁をソースに加え、ソース(=オイル)と一体化(=乳化)させます。そのステップは地味に面倒です。
ですので、省いちゃいます。湯切りしないでそのままソースへ加えることで、上記の2ステップをこなしています。箸ですくって入れることで、程よい湯切り+茹で汁を加えるという働きをこなしているのです。
パスタは茹でている間にでんぷんでコーティングされていますので、湯きりしない方がソースとうまくなじむという訳です。
手軽に作れて、旨味がたくさん入ったおいしいパスタです。キャベツは冬のもの(寒玉)でも大丈夫ですが、春キャベツだと尚のことおいしいです。是非とも作ってみて下さい。